2分悩んだ悩み事
とあるカフェにて…
トイレに行きたくなってトイレに入ると、そこはなんともオシャレな空間で、癒されながら用を足しました。
ふぅ…
個室、独りきりの癒され空間。
いいね、こういうのはとてもいい。
キレイでおしゃれなトイレで爽やか気分。
しかし、私は次の瞬間、とんでもないものに出会ってしまうのです。
私は女性ですから、用を足し終われば水滴滴る部分をトイレットペーパーで拭きます。ですからその行動をとろうと、トイレットペーパー設置場所に手をのばした時でした。
そのトイレットペーパー設置場所にはトイレットペーパーが二つ設置してあります。一つがなくなってももう一つがあるから大丈夫的なダブルのトイレットペーパー。よくみる光景です。
私はいままではダブルトイレットペーパーに出会っても迷うことなく感覚で使いたい方を使っていました。考えて使ったことはありません。なんとなくこっち…というふうに選んでいたのです。
でも、今回ばかりは真剣に考えさせられました。
そのトイレットペーパーには柄があり、一つはガチャピン、もう一つはムックだったのです…

実は私はムックという生物が大嫌いなのです。
ムックの顔を見るとイラっとし、ムックの声を聞くとムカっとしてしまう病気なのです。ホントです。
どれくらいムックが嫌いなのかと申しますと、ムックが嫌いなことについて原稿用紙2、3十枚は軽く一瞬でいけるくらい嫌いです。
とにかくムックだけはダメなんです。イラつきやムカつきを通り越すと泣きます。そして泣きながら許しを請うかもしれません。
そんなムックがガチャピンとセットで、そこにいたのです。
しかも、どちらかを選んで、拭かなくてはいけないのです。
私はどうしていいのか分からなくなりました。
最初はムックが嫌いなのだから、素直にガチャピンで拭こうと思いました。でも私はガチャピンに恨みはありません。ムックが嫌いだからってムックよりも好感度が高いガチャピンでおしっこを拭くのは間違っていないだろうか…とも思えます。
例えば、A子ちゃんとB子ちゃんという仲良し二人組に多大な迷惑をかけられたのでリンチをしたとしましょう。主犯はB子ちゃんであり、頭の悪いA子ちゃんは深く考えず従っただけでした。態度もふてぶてしいB子ちゃんとは違い、A子ちゃんは「ごめんなさい、ごめんなさい」と小動物のようにガタガタと震えています。そんな時、リンチの仕上げとして小便を掛けたくなるのはきっとB子ちゃんです。強気な態度を崩さないB子ちゃんの顔が歪む瞬間の方が楽しいに決まっているのです。あ、間違えた、そうではなくて、B子ちゃんの方が憎らしいから、B子ちゃんだと思うのです。
それをこのガチャピンとムックで考えたら、より嫌いなムックを汚物で汚してやった方が絶対正解なのです。
ではムックを選ぶか…?
しかしムックペーパーへ手を伸ばそうとしても、すんなりと手が動きません。
何故か…?
私は女性ですから、自身の股付近に嫌いなものを近寄らせたくない…という本能が働いてしまうのです。正確に言えば、ムックなんぞに股をのぞかれたくないぞ、バカヤローという気分になってしまうのです。
大変です、これは葛藤です。
立派な葛藤が成立してしまいました。
股を拭く行為自体はガチャピンにまかせたい。
しかし小便を掛けてやりたいのはムック。
そんな事を思った時、嗚呼、なぜ私は今、ウンコがでないのだろう…と思ってしまいました。
もしもウンコであったなら、多少の乙女心はさっぱり捨て、ムックにウンコをなすりつけてあげられたのに。おしっこではそこまでの勇気が出ないのです、どうしても…。
私はめずらしく悩みました。約2分。
真剣に悩みました。約2分。
そして私はガチャピンを選びました。
下した決断にくよくよと悩むのは嫌いです。
でも、なぜかやりきれない気持ちになりました。
悔しい…そんなふうに思ってしまう自分がいました。
もしかしてこれは自分に負けたと言えるのではないでしょうか。
私はまだまだ甘いのです、ガチャピンを選んでしまう弱い心を捨て切れていない、中途半端な野郎なのです。
しかし、この悔しい思いは忘れません。
この思いを糧にして、更なるステップアップを目指します。
まずは、リベンジ(全然意味違うけど)です。
ウンコがしたくなったら、あの店に行ってムックで拭いてやらねばなりません。私の店はそのカフェから車で5分。催したらすぐに向かえば何の問題もありません。大人の女ですから、5分くらいの便意など手ひねり赤子。
ふふふ…待っていろムック
私は貴様を許したワケではないのだぞ。
日々は戦いであり、挑戦だからこそ楽しいのです。
他人にとってどんなにくだらない戦いであっても私にとってくだらなくなければそれは立派な挑戦なのです。
こんなふうに私は思うんだよ…と、デート中に熱く語ったらまず嫌われますが、私の本性がコレな限り私は心底モテないということになります。人間的にモテません。
だからナンダ。
ムック嫌い。もうそれだけです。<(_ _)>
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コメント
久しぶりのいずきちワールド、大いに笑わせて頂きました。
確かにトイレットペーパーにガチャピンとムックは異常ですよね。
陰部にムックってのは男の僕でも嫌悪感です。
もし僕がそんなモノを発見したなら、迷う事なく壁のトイレットペーパーに向けて小便を解き放ち、これでもかというくらいに、かの妖怪共をベタベタにしてやるところなのですが、しかし、女性ではそれはちょっと無理ですね・・・(いずきちさんならやりかねませんが・・・笑)
それにしても、リンチの末に小便を掛けたくなるというB子の心理は凄いです。
男ならともかく、女のそれとなると、これはもはやエロスの枠です。
もし、そんな話をデート中に熱く語る女の子がいたら、僕は迷う事なくA子ちゃんになる事でしょう。
因みに僕は、子供の頃、ムックと鈴木ヒロミツは何らかの関係があるものだと信じておりました。
【2014/09/10 12:27】
URL | 愚人 #04Yc0YDc [ 編集 ]
URL | 愚人 #04Yc0YDc [ 編集 ]
>愚人さん
鈴木ヒロミツ!
ああああ、どうして誰にもわかってもらえないはずの私の中のその感覚を愚人さんには分かるのでしょうか…。
何度も思いますが、本当に不思議です。私の周りにはいません。
私は昔からムックと鈴木ヒロミツには同じムカっと感を感じていました。
何らかの関係があるのはもちろんです。関係がないわけがありません。
なんの関係もなかったら私は世を儚み死んでしまうくらい、今でも信じています。
鈴木ヒロミツ!
ああああ、どうして誰にもわかってもらえないはずの私の中のその感覚を愚人さんには分かるのでしょうか…。
何度も思いますが、本当に不思議です。私の周りにはいません。
私は昔からムックと鈴木ヒロミツには同じムカっと感を感じていました。
何らかの関係があるのはもちろんです。関係がないわけがありません。
なんの関係もなかったら私は世を儚み死んでしまうくらい、今でも信じています。
【2014/09/10 16:36】
URL | 立方晶窒化炭素 IK #- [ 編集 ]
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