本当の恐ろしさとは一体ナンダ
ものすごく陰険でゾゾ~っとしてしまう感情とは別に、心の底から申し訳なかったと思う気持ちと、でも考えたら超気持ち悪くてオエっとなって、だけどそれは確実に現実に自分がしでかしたことで……。
今でも本当に悪いと思っています。
ただ、それだけなんですけれども思い出すんですよ、時々…。
美容室や○○サロンというトコロには、女性向けの雑誌や漫画なんかが置いてあります。待ち時間にパラパラとめくるために置いてあるそれらの雑誌を、私はそういうところ以外で目にすることはまずありません。
女性セブンとか、嫁姑の怖い話とか、それ系。
ファッション誌は時々見たりしているので、普段あまり見る機会のないそれ系雑誌を好んでパラパラします。すると、鬼のように陰湿な場面なんかに出会ったりするのです。
例えば、気に入らない上司のお茶にぞうきんのしぼり汁を入れた挙句に、唾を垂らして鼻くそも入れてやったというOLさんのお話とか、姑のお味噌汁に生ごみの汁を入れた挙句に、水虫の皮を入れてやったとかいうお嫁さんのお話…。
怖い!

怖すぎるよ!(↑これもね
僕はそんな怖さは嫌いだ!苦手だ!
うわぁあああああっと叫びたくなるくらい怖い!
これなら切り刻み系変態の方がまだマシだ!
と、本気で背筋が凍りついたような気分になります。
でも意外とそんなことを実行している人間、特に女性がいるのかもしれないと思うと、可愛い女の子の笑顔とその裏に隠された本質が怖くなったり、明るい笑顔で入れてくれるそのお茶が飲めなかったりします。
私にはできません。どんなに嫌いな相手でもできない。そんなことをするくらいなら、
「おまえが嫌いだ。」
と、はっきり面と向かって言います。(バカだから)
雑巾汁も水虫の皮の唾も鼻くそも無理!
そんなことしてほくそ笑むことはできません。
だって気持ち悪いじゃないですか。
そればかりは本当に本心でございまして、私自身がオエっとなってしまうのですから、そういうことは私にはどんなに心を鬼にしたとしても絶対にできないのです。
それなのに…
それなのに、
私には謝っても謝っても許されない過去が存在してしまうのです。
その昔、彼氏の家に足しげく通う若き日の可愛らしい私。
その頃の私は仕事もしていましたが、家事(?)も一応こなしておりました。ここで私の言う家事というのは主にお掃除のことです。今でも家事と言える行動の中で唯一マトモにできるのがお掃除でございますが、とにかく昔から汚い空間が嫌いで、せっせとお掃除をするお掃除野郎だったのです。
当時の独身者用のマンションは、バスとトイレが一緒になっているタイプが多く、彼の部屋もそのタイプでした。そういう作りのバス・トイレというのは、換気機能の弱い狭い箱のような作りですからとにかくカビが生えやすい。私はそのカビが大嫌いで、カビのあるバスでシャワーを浴びるのも嫌になってしまいますから、彼の為というよりは自分の為にカビを除去するためのお掃除に精を出してしまうのです。
それから洗面所とトイレも一緒の空間に作られておりましたので、そのまま洗面台や便器をキレイに掃除するわけです。繋がった空間なのですからやはり隅から隅までキレイにしてしまいたいと思うではないですか。洗面台も便器もピカピカの方が気持ちいいですしね。
でも洗面台の細かいトコロや便器の淵の裏側等、ソレ専用のブラシでも本当に細かいところまでは行き届きません。ですから私は古くなった歯ブラシを使って、洗面台の溝や便器の淵の裏なんかをゴシゴシとこすり、ピカピカに仕上げました。
便器においては、普通の大きなブラシでゴシゴシしても頑固なこびりつきなんかがとれなかったりします。ぶっちゃけ、水面より上にう○こがくっついて渇いてしまうと固くなってとれにくいという状況です。そんな時にも使用済み歯ブラシはピンポイントで力を注げますからとても役に立つのです。
私はまず、洗面台を隅から隅まで磨き上げ、それから便器の淵、最後に便器内のこびりつき、と、正しい順番を経て使用済み歯ブラシでピカピカ作業を終えました。ちなみにこの順番も大事です。便器内のこびりつきう○こを取った後に、洗面台の中を磨きたくはありません。だからきちんと考えて行わなければいけない、頭を使う計画的ピカピカ作業なのです。
全ての行程を滞りなく行い、瑞々しくも爽やかなミント系の香りが漂うようになったバス&トイレ。私はとても満足でした。あとは使用済み歯ブラシを捨て、扉を閉めて電気を消すだけです。その後は気持ちよくアフタヌーンティーでもいただいて、彼氏とラブラブな時間でも過ごそうかしら?
と、その瞬間、ピーロリロピーロリロ ピーロリロリ~♪
私の携帯の着信音が鳴りました。忘れもしない、フライミートゥーザムーン。
(当時の私の着信音はフライミートゥーザムーンですが、特にエヴァを意識したワケではありません。)
あ~電話だ~(@_@)
私は、手に持っていた使用済み歯ブラシを置き、バス・トイレを出ました。
この時、この歯ブラシをどこに置いたか…
それは洗面台の端。
ゴミ箱にポイと捨てれば良いものを、私は洗面台の端にちょこんと置いてしまったでのす…
ワザとではありませんでした。本当にワザとではないんです。
本当に本当に本当にワザとじゃないんだ!
そして…悲劇は起こったのです。
私はその歯ブラシで歯を磨く彼の姿を見て蒼白になりながら、事実をどのように彼に伝えるべきかを考えました。どこまで本当の事を伝えるべきか。とりあえず急いでその行動を止めねばなりません。私には見るのもおぞましいくらいに激ヤバなシーンに見えるのです。
だってソレ、便器のう○コとかゴシゴシしちゃった歯ブラシなんですよ?
私は言葉を選らんで小さな声で言いました。
「あの…その歯ブラシはお掃除用…。」
「ん?」
何も知らずに歯を磨く彼の疑問符的な表情の妙な可愛らしさが、けっこうな攻撃力の刃に感じられたのは私の心の闇の重さを表わしているようでした。
その後、どこまで話していいのかわからなくなってすっかりパニックに陥った私は、洗いざらい正直に全てを話してしまい、彼氏に泣きながら激怒されました。全てを正直に話す罪深さをここで学んだような気がします。
彼は本気の涙を流しておりました。
私も泣きました。
そしてあってはならないのかもしれませんが、正直、コイツとは一生キスできないとまで思ってしまいました。思う事はやめられません。思わないようになんて自分で自分を操作はできません。罪悪感というものに本当に押しつぶされて死ぬ病気があったとしたら確実に私は死んでしまうだろうと言ってもいいほどに罪悪感の嵐でしたが、残念ながらそんな罪悪感なんてものでは死にません。
罪悪感ごときで私は死なない。
しかし、その罪悪感を抱え、きちんとその彼と付き合って行くことこそが私の犯してしまった罪に対しての償いになるのではないかとも思いました。唇を重ねる度にオエっとなるのを我慢しつつ、洗面台や便器にしっかりとこびりついたカビや滑りやう○こを擦り剥ぎ取った正義の使用済み歯ブラシが行きついた彼の口を想像するのです。
これは地獄だ。
だからヤダ。
だって気持ち悪いんだもん。
「貴方はこの事実を知らない女性を愛するべきだ。そしてこの事実は深く深く封印するべきだ。決してその女性に話してはならない。だから私は去る。もうお互いが幸せに生きるにはそれしかない…。」
心からそう言いたかったのだけれど、さすがに真顔でそんなことを言ったら殺されると思ったので、思ったけれど言いませんでした。
恨みのこもった目を私に向けて、何度も何度も
「バカ-!バカー!バカ-!ふざけんな!うわぁああああ!」
と、気持ち悪がる彼が本当にかわいそうでした。でも私は彼のあまりの打ちひしがれようがちょっとだけ面白くなってしまい「くすっ」と笑ってしまったのも事実。
私は罪悪感ごときで笑いを押しこめることが出来ない女です。
そして自分がしでかしたことなのに、気持ち悪いから別れちゃおうかなとか思っちゃうのが鬼もびっくりな悪魔の所業。これだもの、そりゃ道徳の時間には吊るしあげられるワケですよ。ふははは。
本当の恐ろしさとは一体ナンダ…。
ごめんなさい…ホントすんません…
そしてこの記事を「恋愛」カテゴリの「愛のかたち」というテーマに投稿するという、これまたふざけたことをしてしまうワタクシなのでありました(-。-)y-゜゜゜
えっとね、良いお年を。
今でも本当に悪いと思っています。
ただ、それだけなんですけれども思い出すんですよ、時々…。
美容室や○○サロンというトコロには、女性向けの雑誌や漫画なんかが置いてあります。待ち時間にパラパラとめくるために置いてあるそれらの雑誌を、私はそういうところ以外で目にすることはまずありません。
女性セブンとか、嫁姑の怖い話とか、それ系。
ファッション誌は時々見たりしているので、普段あまり見る機会のないそれ系雑誌を好んでパラパラします。すると、鬼のように陰湿な場面なんかに出会ったりするのです。
例えば、気に入らない上司のお茶にぞうきんのしぼり汁を入れた挙句に、唾を垂らして鼻くそも入れてやったというOLさんのお話とか、姑のお味噌汁に生ごみの汁を入れた挙句に、水虫の皮を入れてやったとかいうお嫁さんのお話…。
怖い!

怖すぎるよ!(↑これもね
僕はそんな怖さは嫌いだ!苦手だ!
うわぁあああああっと叫びたくなるくらい怖い!
これなら切り刻み系変態の方がまだマシだ!
と、本気で背筋が凍りついたような気分になります。
でも意外とそんなことを実行している人間、特に女性がいるのかもしれないと思うと、可愛い女の子の笑顔とその裏に隠された本質が怖くなったり、明るい笑顔で入れてくれるそのお茶が飲めなかったりします。
私にはできません。どんなに嫌いな相手でもできない。そんなことをするくらいなら、
「おまえが嫌いだ。」
と、はっきり面と向かって言います。(バカだから)
雑巾汁も水虫の皮の唾も鼻くそも無理!
そんなことしてほくそ笑むことはできません。
だって気持ち悪いじゃないですか。
そればかりは本当に本心でございまして、私自身がオエっとなってしまうのですから、そういうことは私にはどんなに心を鬼にしたとしても絶対にできないのです。
それなのに…
それなのに、
私には謝っても謝っても許されない過去が存在してしまうのです。
その昔、彼氏の家に足しげく通う若き日の可愛らしい私。
その頃の私は仕事もしていましたが、家事(?)も一応こなしておりました。ここで私の言う家事というのは主にお掃除のことです。今でも家事と言える行動の中で唯一マトモにできるのがお掃除でございますが、とにかく昔から汚い空間が嫌いで、せっせとお掃除をするお掃除野郎だったのです。
当時の独身者用のマンションは、バスとトイレが一緒になっているタイプが多く、彼の部屋もそのタイプでした。そういう作りのバス・トイレというのは、換気機能の弱い狭い箱のような作りですからとにかくカビが生えやすい。私はそのカビが大嫌いで、カビのあるバスでシャワーを浴びるのも嫌になってしまいますから、彼の為というよりは自分の為にカビを除去するためのお掃除に精を出してしまうのです。
それから洗面所とトイレも一緒の空間に作られておりましたので、そのまま洗面台や便器をキレイに掃除するわけです。繋がった空間なのですからやはり隅から隅までキレイにしてしまいたいと思うではないですか。洗面台も便器もピカピカの方が気持ちいいですしね。
でも洗面台の細かいトコロや便器の淵の裏側等、ソレ専用のブラシでも本当に細かいところまでは行き届きません。ですから私は古くなった歯ブラシを使って、洗面台の溝や便器の淵の裏なんかをゴシゴシとこすり、ピカピカに仕上げました。
便器においては、普通の大きなブラシでゴシゴシしても頑固なこびりつきなんかがとれなかったりします。ぶっちゃけ、水面より上にう○こがくっついて渇いてしまうと固くなってとれにくいという状況です。そんな時にも使用済み歯ブラシはピンポイントで力を注げますからとても役に立つのです。
私はまず、洗面台を隅から隅まで磨き上げ、それから便器の淵、最後に便器内のこびりつき、と、正しい順番を経て使用済み歯ブラシでピカピカ作業を終えました。ちなみにこの順番も大事です。便器内のこびりつきう○こを取った後に、洗面台の中を磨きたくはありません。だからきちんと考えて行わなければいけない、頭を使う計画的ピカピカ作業なのです。
全ての行程を滞りなく行い、瑞々しくも爽やかなミント系の香りが漂うようになったバス&トイレ。私はとても満足でした。あとは使用済み歯ブラシを捨て、扉を閉めて電気を消すだけです。その後は気持ちよくアフタヌーンティーでもいただいて、彼氏とラブラブな時間でも過ごそうかしら?
と、その瞬間、ピーロリロピーロリロ ピーロリロリ~♪
私の携帯の着信音が鳴りました。忘れもしない、フライミートゥーザムーン。
(当時の私の着信音はフライミートゥーザムーンですが、特にエヴァを意識したワケではありません。)
あ~電話だ~(@_@)
私は、手に持っていた使用済み歯ブラシを置き、バス・トイレを出ました。
この時、この歯ブラシをどこに置いたか…
それは洗面台の端。
ゴミ箱にポイと捨てれば良いものを、私は洗面台の端にちょこんと置いてしまったでのす…
ワザとではありませんでした。本当にワザとではないんです。
本当に本当に本当にワザとじゃないんだ!
そして…悲劇は起こったのです。
私はその歯ブラシで歯を磨く彼の姿を見て蒼白になりながら、事実をどのように彼に伝えるべきかを考えました。どこまで本当の事を伝えるべきか。とりあえず急いでその行動を止めねばなりません。私には見るのもおぞましいくらいに激ヤバなシーンに見えるのです。
だってソレ、便器のう○コとかゴシゴシしちゃった歯ブラシなんですよ?
私は言葉を選らんで小さな声で言いました。
「あの…その歯ブラシはお掃除用…。」
「ん?」
何も知らずに歯を磨く彼の疑問符的な表情の妙な可愛らしさが、けっこうな攻撃力の刃に感じられたのは私の心の闇の重さを表わしているようでした。
その後、どこまで話していいのかわからなくなってすっかりパニックに陥った私は、洗いざらい正直に全てを話してしまい、彼氏に泣きながら激怒されました。全てを正直に話す罪深さをここで学んだような気がします。
彼は本気の涙を流しておりました。
私も泣きました。
そしてあってはならないのかもしれませんが、正直、コイツとは一生キスできないとまで思ってしまいました。思う事はやめられません。思わないようになんて自分で自分を操作はできません。罪悪感というものに本当に押しつぶされて死ぬ病気があったとしたら確実に私は死んでしまうだろうと言ってもいいほどに罪悪感の嵐でしたが、残念ながらそんな罪悪感なんてものでは死にません。
罪悪感ごときで私は死なない。
しかし、その罪悪感を抱え、きちんとその彼と付き合って行くことこそが私の犯してしまった罪に対しての償いになるのではないかとも思いました。唇を重ねる度にオエっとなるのを我慢しつつ、洗面台や便器にしっかりとこびりついたカビや滑りやう○こを擦り剥ぎ取った正義の使用済み歯ブラシが行きついた彼の口を想像するのです。
これは地獄だ。
だからヤダ。
だって気持ち悪いんだもん。
「貴方はこの事実を知らない女性を愛するべきだ。そしてこの事実は深く深く封印するべきだ。決してその女性に話してはならない。だから私は去る。もうお互いが幸せに生きるにはそれしかない…。」
心からそう言いたかったのだけれど、さすがに真顔でそんなことを言ったら殺されると思ったので、思ったけれど言いませんでした。
恨みのこもった目を私に向けて、何度も何度も
「バカ-!バカー!バカ-!ふざけんな!うわぁああああ!」
と、気持ち悪がる彼が本当にかわいそうでした。でも私は彼のあまりの打ちひしがれようがちょっとだけ面白くなってしまい「くすっ」と笑ってしまったのも事実。
私は罪悪感ごときで笑いを押しこめることが出来ない女です。
そして自分がしでかしたことなのに、気持ち悪いから別れちゃおうかなとか思っちゃうのが鬼もびっくりな悪魔の所業。これだもの、そりゃ道徳の時間には吊るしあげられるワケですよ。ふははは。
本当の恐ろしさとは一体ナンダ…。
ごめんなさい…ホントすんません…
そしてこの記事を「恋愛」カテゴリの「愛のかたち」というテーマに投稿するという、これまたふざけたことをしてしまうワタクシなのでありました(-。-)y-゜゜゜
えっとね、良いお年を。
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コメント
お疲れです(⌒▽⌒)
想像しながら呼んで
結構笑わせてもらいました(^^;;
怖い話しじゃないかもだけど
幼少時に福島県に移住した時
息をはぁはぁ言わせた人が
こわい、こわい、はぁはぁ
てな事を言ってて
どんな怖い事だろって
ドキドキしたんですよね(; ̄O ̄)
後から意味聞いたら
そういう事かって
納得しましたけど
幼稚園児の時だったので
なかなか怖かったですよー(^^;;
来年もよろしくお願いしますm(._.)m☆
【2012/12/31 10:55】
URL | 卓也 #- [ 編集 ]
URL | 卓也 #- [ 編集 ]
>卓也さん
お返事おくれちゃってごめんなさい、てか、放置してました~
お元気ですか、私は元気ですよー。
最近私はは階段を…そうですねー3Fくらいまで登ると「はぁはぁ」言いますよ。
変態さんバリに。
今年もよろしくです(^.^)
お返事おくれちゃってごめんなさい、てか、放置してました~
お元気ですか、私は元気ですよー。
最近私はは階段を…そうですねー3Fくらいまで登ると「はぁはぁ」言いますよ。
変態さんバリに。
今年もよろしくです(^.^)
【2013/01/16 23:25】
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