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見上げた空にきれいな月を見た夜 

i2015-05-22-01.jpg

今日は三日月だった。
大きく輝く星が二つ、そして美しい三日月が一つ。

私が住んでいる町から車で10分程の距離だけれど、隣の市であるこの場所で空を見上げると、大昔の愚かな青春時代を思い出す。

仲のいい友人がハマっていた危ない男がこの土地に住んでいた。
キレた歌うたいだった。
当時の私は優しくてマトモなギタリストの彼氏がいたけれど、旺盛な好奇心には勝てず、その男ともよく遊んだ。

携帯電話のない当時、真夜中の2時に平気で家の電話に電話をよこすようなキレたその男のおかげで、私は電話の前で寝るしかないという不便な生活を余儀なくされた。

「てめーいい加減にしろ!」

と、私が本気で怒っても、やめない。
真夜中であろうが何であろうが、電話をかけてきて

「今から来い。」と言う。

何度、ふざけんな!と言ったことだろう。

でも私は、優しくてマトモな彼氏の前では「マトモな彼女」を一生懸命演じていたから(当時の友人はあれで?と言うだろうが)、そのキレた男のありえない行動に、自分の中の狂気が共鳴してしまうのもなんとなく感じとっていた。

気が向かなければ行かないけれど、気が向くと真夜中にバイクに乗って奴の元へと走る。私たちは朝まで酒を飲んだり、外へ出掛けて星を眺めたり、ギターを弾いたり、歌を歌ったり、真夜中に好きなことをして時間を過ごした。奴は私をキレた女だと言ったけれど、私はそいつの方が100倍ヤバイと思った。でも、お互いを止めることをしないその遊び方が気持ちよくて、いつも無茶なことばかりしていた。シャレにならないことをシャレにする悪い遊びを心から楽しんだ。

「こんなに悪い女は見たことがねぇな。」

と、奴が言う。私はその言葉に、もしかして本来の私の質は決して「マトモ」ではないのかもしれないと思ったのをよく覚えている。私は彼氏をとても好きだったけれど、自分の中の何かをずっと隠し通して付き合っていたからか、常に発散するような場所を作ってしまっていた。見せられない部分があるから疲れるのに、でも好きになった人には「マトモな女」として見られたい。恋愛においてよく分かっていない部分もあったからかもしれないけれど、常におかしなジレンマを抱えていたような気がする。
本来、キレた男が好きなんだろうけれど、昼間の生活の中ではそんなわけのわからない男を抱えて落ちて行くのだけは無理で、自分は自分のやりたいことのために向上したかった。

でもそうやって、何と呼んでいいのかわからない時間を過ごしていた事実。
それは、お互いに魅かれあった部分があったからだ。
だから、一時的で刹那的な時間になる。それなりに切なくて、でも確実にそこに感情はあった。奴と一緒に見上げた月がきれいすぎて、切なかったのが忘れなれないのも、きっとそんな空間だったからだろう。今日の三日月を見て思い出してしまったくらいだ。

でもそもそも、そのキレた男にハマっていたのは友人だったのだ。結局、友人が泊りに来た日の真夜中に、奴から電話がかかってきて、動揺が隠しきれず(若かったなぁ)友人にバレてしまった。泣きじゃくる友人をなだめて(でも謝らないのが最悪)、タクシー代を渡して奴の元に行かせた。

「ちょっと遊んだだけだよ、私らが最悪の最低なんてのはおまえも分かってんじゃん。」

友人はそんな私の言葉で納得する。私の気質も奴の気質もよく知っている彼女だからこそ、理解できたんだろう。

「そうだね、おまえらそっくりだもん。」

そういって、友人は笑った。
基本的に打たれ強い性格をしているマゾい女だから、私の傍にも奴の傍にも居られるんだと思った。彼女にはかなわない。
ふと、ジーパンのポケットに手を入れたら、キレた男と遊んだ時のコインゲームのコインが一枚入っていた。誰にも知られない関係だったから、記念品なんてこんなもんかな…と一瞬考えて、

「ねぇ、これあげる。」

と、言って友人にコインを差し出した。彼女は不思議そうな顔をしてコインを受け取り、呼んだタクシーに乗って奴の元へ行った。

私は彼女を見送ってから、二階の自分の部屋へ行きベットに寝転がった。
久しぶりに電話の前でなく、自分のベットで寝られることをちょっとだけよかったと思ったけれど、終止符のあっけなさの寂しさの方が大きかったのは仕方がない。
失うものは突然でも突然でなくても失う。失いたくないとは思わないけれど、感情はそうそう追いつかない。

「でも…ま、いっか。」

ポツリと独り言を言って、そう言える自分を好きだと思った。
それが多少無理をしている姿だったとしても別によくて、月曜日の学校で何事もなかったかのように普通の生活を送ることに自信もあったから、そのまま眠りについた。

所詮私の神経なんてそんなものだ。
そんなものなんだけど、今は歳をとったからかな。もうこれと同じことができるとは思えない。あの頃の自信はもうない。

人は歳を重ねて経験を増やし、できる事が増えて行くと同時に、逆にできなくなることも多いと思う。それでもいいと最近思うようになった。だってもう人生の折り返し地点なんてとっくに過ぎているんだから。でも、ままならなくてもきっと何に対しても「余裕だよ。」って言って見せるくらいの器量はある。



だって、きっと一生ロックンローラーなんだろうから。




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