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グソクムシは何をもたらす 

私は蟲が大好きなんですけれども、しかしそれはただ単に「虫が好き」っていう純粋な気持ちではないといいますか、いろいろと萌えどころがそこそこに細かいんです。

ええ、繊細な精神でもって萌えているんです。

変態とはそういうもんです。

例え人に理解されなくとも、そもそも理解を求めて変態道を突き進んでいるわけではないので、自分だけがそれを否定しなければ、余裕で生きていけます。(私の場合ですが)

私の場合、生物に関しての「萌え」というのは、脚の数で決まります。基本的に4本脚の生物はあまり魅力的には思えないのです。(※一部の爬虫類、両生類は除く)

犬や猫?奴らは脚が4本ですが、正直なんの面白みもない数だから萌えられません。面白くないんです。至極マトモすぎて心からつまらないのです。4本というバランスは、それはそれは動きの取りやすいバランスなのかもしれません。シマウマだってライオンだってサイだってゾウだってイヌだって、みんなみんな4本。4本脚でパカパカだったりのしのしだのやってるわけですよ。私はそんなものには1秒たりとも萌えられないんです。


私は蛇が好きです。

そして百足(ムカデ)なんかもけっこう好きなんです。

そう、私は0か100に萌える、中途半端はいらん。(アホだ)そういう性質を持つ人間なのです。


とはいっても、脚は100本もなくてもぜんぜんOKです。
2とか4っていうつまらない数字でなければいいのです。そこでギリギリ許されるのが6本。4本でいいんじゃないの?っていう個体にあえて6本脚がある昆虫がそこそこ好きで、蜘蛛なんかはその上を行く8本ですから少しランクが上がり、ダンゴムシレベルになるとかなり萌え要素が強くなります。

0の蛇もこれは別の意味で萌え。
だって0なんですもの。
(江戸泡乱歩の芋虫はマジ萌え)

そもそも手足がないっていうところに大きな萌え要素がありますから、当然人の手も足も縛ってあげたくなりますよね、もちろん愛すればこそ。「拘束」とは深い。しかし私は人の嫌がることが好きなので拘束されて大喜びのマゾ野郎は嫌いなのです。嬉しかったとしても私の為にいつでも究極に嫌がりなさい、真面目に泣きなさい、時には追い詰められた獣のように攻撃性も見せなさい、…とそんなふうに本気で嫌がらせたいがために「本当に嫌なこと」と繰り返すと大抵本気で嫌われます。自分に正直に生きると100%嫌われるということは、私はかなりかわいそうな性質の持ち主ということになりますが、「偽ること」に関して特に大きなストレスもありませんから問題はないのです。ん?いけない、いけない脱線してしまいました。脚のお話をしていたというのに。

で、脚ですね。脚が多いかないか…。

それが私の脳内になんらかの影響を与えているのは事実。誰が何と言おうと生理的に好きなんですからどうしようもないのです。
感情はコントロールできても、根底から湧き上がる「思う事」そのものは止めようもない源泉ですからね。死んでしまわない限り、又は心が壊れてしまわないかぎり永遠に思い続けてしまうのでしょう。

そこで、私はコレを見つけて

「なんと愛らしい」

と感じて購入したわけです。

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好み。好き。
純粋で美しい感情です。

好きだから、買い求め、使うのです。

しかし、これが「欲しい」と思う人が私の周りにはいません。価値観の近い人とは理解し合える。だから友人は親友になり、恋人は伴侶のなる。なんという理想。私にはもう魂レベルで無理な話です。

でもどこかには居るのかもしれません。私と同じ理由で脚に萌え、どんなに使いづらいだろうということが分かっていてもコレを買って使う人。そんな人とは親友にはなれますが間違っても恋人にはなれません。死んでも嫌です。

分かり合える感動を味わえたら素敵ですが、自分のことは棚にあげて「変態野郎、キモイ」と罵ってしまいそうです。

それにしてもこのケースの使いづらさは立派です。
よく製品化しましたね、っていうほど実用的ではありません。問題点としてはたった二つなのですが、はっきりいってその二つの問題点は致命的と言えます。

まず、大きさ。

iPhoneもどんどん進化し、どんどん薄く、軽く、快適に変化しておりますが、このケースはその進化を全面否定するかのような分厚さです。薄くなったはずのiPhone本体を厚みと丸みで覆う。「便利」という言葉をすがしがしくバカにしているとしかいいようのない作りになっているのです。しかしそこは可愛らしさを追求した結果ですから仕方がありません。あるべきデザインの形に逆行してでも得たいほどのフォルムの素晴らしさのことは私にはよくわかりますので「まぁいいでしょう。」と言います。言いますが、ポケットに入らないのはかなり辛いです。携帯できる電話であるiPhoneがポケットに入らないなんてかなり深刻に泣ける問題です。ですから時々剥きたい衝動に駆られますが、剥いてしまったらケースの意味はないのです。

これは「切ない愛」に似ています。ですからおそらく私は「切ない愛」のストレスにより艶っぽく色っぽく妖艶さを醸し出すような女性と同じ状況というわけです。ということは、私はこのケースにより「得」をしているということになりますから「まぁいいでしょう。」などと可愛くないことを言わずに「ありがたい。」とでも言うべきなのです。しかしなぜか「ありがたい。」とは言いたくない。それはやはりポケットに入らないからだということで正しいと思います。

それから二つ目。

これも「そんな思い切ったことをして本当にいいんでしょうか…」と、制作の現場で誰かは言ったであろうセリフを考えてしまうくらい過酷なものであります。

このケースを使うならば、カメラ機能をすっぱり諦めなくてはいけないというとんでもない仕様。

カメラが使えない。嘘ぉ~ん、と言いたくなりましたが、カメラのレンズ部分を塞ぐのですから使えるわけがないのです。これも見事に進化に逆らっております。カメラの性能もどんどん進化しているのにも関わらずカメラの穴を無くすって「極悪」の領域ではないでしょうか?

ありえん…

でもその「ありえん」も、これまた悪すぎるからこそ魅かれると言いますか、何と言いますか…。
これもまたとんでもない「我慢」と「不便」がつきまとうと分かりつつ使わなければならないのです。

「苦労すると分かっていてもやめられない」

悪い男や悪い女にハマってしまうあのパターンです。悪の魅力には逆らえない。そして苦しむ自分の姿に陶酔。それはそれはまた艶やかななんともいえない魅力が…っていうお得なハナシですから、この先私は魅力的になる可能性はかなり高いということです。よね。

ま、どーしても写真を撮りたければサクっと剥きますけどね。ためらい?あるか、バーカ、さらっと剥けろこのやろうってなもんですよ、普通です。

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(剥いて撮った写真)

と、このようにどんでもなく不便でどうしようもないケースですが、萌えのためなら仕方がありません。でもその萌えに関しても私的には問題を抱えていないワケではないのです。
ぶっちゃけ、萌えどころの脚がリアルではないところが気に食わない…(じゃぁ買うなよ)

しかしそこは存在そのものが好きという強い気持ちをもってして挑むのです。困難に立ち向かうのです。

私はチャレンジャーであり、根はろくでなしですが、チャレンジャーとしてはハイレベルであり、ろくでなしとしては真面目です。根がろくでないだけで、真面目なんですよ。

iPhoneケース一つでこんなにダラダラと文字を綴るくらい真面目です。

ということでいろいろ考えてますよ、iPhoneケース一つ買うのもね…というお話でした。


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