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プロフィール
Author:立方晶窒化炭素 IK
(リッポウショウチッカタンソイズキチ)
性別:乙 血液型:A
年齢:ロックなアラフォー野郎(乙)
趣味:ドクロ収集・魚類、爬虫類、昆虫類グッズ収集・バンド・お掃除・お絵かき・読書・音楽鑑賞
音楽…マキシマムザホルモン・筋肉少女帯/特撮・人間椅子などなど
本…江戸川乱歩・小林泰三などなど
習性:カタイモノが大好き
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ラッキーガールの憂鬱

ハロー、いつも怪しく元気ないずきちです。
今日はラッキーなガールのお話でもしようかと(^◇^)
馬鹿らしさ全開でいっときます!
-- 続きを読む --
【ラッキーガールの憂鬱】
その日私は中指と人差し指に異変が起きていることを知らずに、父に買ってもらったばかりのフォークギターを持ち、ピックを持つ手が恐ろしいほどの痛みにおそわれて初めて事の重大さに気付いたのでした…。
中学生というのははっきり言ってバカです。
(私と私のまわり限定かもしれませんが)
意味もなくくだらないことをしでかします。
(私は今でもそんなもんですが)
あれは中学3年の時でした。
授業をしっかりとサボり、暇を持て余していた私達は何をして遊んだのかと申しますと…
「じゃんけんシッペ」
という、どー考えてもアホとしか言いようのないことをしておりました。
じゃんけんシッペというのは数人でじゃんけんをし、最終的に負けたヤツが全員からシッペをくらうという遊びでございます。
確かその時は6人の同級生がおりました。そして6人でドキドキしながらじゃんけんをして、負けたヤツにペチペチとシッペを施して遊んでいたのです。(たぶん女の子は参加しない遊びだと思う)
なんともバカらしい遊びです。こんなにバカらしい遊びはありません。私はこの遊びの恐ろしさを体験しましたから、この遊びについてはいいことが一つもないと言いきることが出来ます。
しかし当時の私は愚かでした。ものすごく楽しかったのです。
負けたヤツは5連続シッペをくらい、痛みに耐えつつのたうちまわり、その痛みを次のじゃんけんへの闘志へ変えます。しかしどんなに闘志を燃やしてもじゃんけんという戦いですから、勝利の女神にほほ笑んでもらわなければどうにもならないのです。そのやりきれなさや、馬鹿らしさやくだらなさ、そして勝利の女神の気まぐれさなんかはもう楽しくて楽しくてどうにもならないくらいで、狂ったような高笑いと興奮の中、何度も何度も勝負を繰り返しておりました。
そんな勝負の中、勝利の女神にほほ笑み続けられた一人の少女がおりました。ええ、ワタクシでございます。何度も勝負を繰り返しましたが、実は私は一度も負けなかったのです。心の底から楽しかったです。勝つか負けるかの興奮を味わい、そして見事に勝ち続け、狂人のごとく負けたヤツの手首にシッペを打ち続けました。
いかなる場合も本気である私は、シッペの威力も常に最大限。
妥協は許さない…例え自分の指が若干「痛てぇな。」とか思っても、それでもそんな自分の指の痛みに負けて相手にダメージの一つも与えられないシッペを打つなんてプライドが許しません。
諸刃の剣とはこういうことか…と、打つたびに痛みが強くなる指を庇いもせずに、ひたすら高レベルのシッペを打って、打って、打ちまくったのです。
気分は戦士、やらねばならぬ…例えこの身に痛みを抱えても、諸刃の剣、いや諸刃のシッペを打たねばならぬのだ。まさに肉を切らせて骨を断つ!そうだ!それこそが戦いの正しき姿であり、強靭(狂人)な肉体を育て上げるステップでもあるのだ!…と、テンション上げまくって頑張りました。
そして私達は自分たちの身(指、又は手首)がボロボロになるまでじゃんけんシッペをやり続けたのです。
次の日、その遊びに参加した私以外のヤツらはみんな手首に青い痣が出来ておりました。当たり前です。あれだけやればそうなるはずです。痛々しい手首は何かの病気のようでした。
しかし、私は勝利の女神にほほ笑みまくられた勝者。手首にアザはありません。だってシッペなどくらっていないのですから。
そんな優越感を鼻にかけつつ「痛いかね、君たち。ほほぅ、真っ青ですな。」等と軽くいやみを言いつつ、アザのない我が手首を見せつけるように手のひらをひらひらと空中に舞わせてみせるのでした。
しかしそんな私にも恐ろしい異変が…
右手の指の動きがおかしく、違和感があります。耐えられないほどの痛みがあるワケではないのですが、明らかに指を曲げたり力を入れたりすると痛いのです。
なんだろう???
そして鉛筆を持った時、
おや?痛いぞ?
そしてこの時、鉛筆を持つのは痛いからと素直にやめました。鉛筆なんて持てなくても別に困りません。授業なんて聞いて覚えればいいのだ。と、そんな日もあるさ的に、なぜ鉛筆を持つと痛いのかは少しも考えずに時を過ごしました。(そこがオカシイと自分でも思うけど)
それから学校が終わるとお家に帰り、おやつを食べてから買ってもらったばかりのフォークギターを弾こうと、ピックを持って明るくさわやかに「C」~。
で、激痛でした。
なんだろうこの痛みは??
と、自室の西側の窓から差し込む太陽光のあたる場所で自分の手のひらをよく見てみますと、なんと人差し指と中指の色がまるで宇宙人のような色をしておりました。
緑、場所によっては青。
指が腐ってもげてしまう病気じゃないかと、全身からいやな汗をドワーッと出しました。ドキドキしながら。
私はシッペのことなどもうすっかりと忘れていたのです。(だから何で忘れるんだろうと自分でも思いますが)
これは完全にヤバイ病気だ。指の色がここまでオカシイなんていうことがこれまでにあっただろうか。何かの伝染病だろうか。難しい病気、難病に違いない。私の肉体は徐々に腐って朽ち果ててしまうのかもしれない。どうしよう、どうしよう、こんなに若いのに。
冷や汗とともに涙までをも流しました。
だって、腐って朽ち果てるなんて絶対に嫌だったのです。
それからドーンと深い谷の底に落ちてしまった私の精神…。
涙は夕日に照らされてキラリと光り、美しかったことでしょう。
フォークギターと夕日に照らされる少女。
そして少女の目には涙。
頭の中のBGMは禁じられた遊び…
絵的にこんな素晴らしい場面が現実に存在したとしてもですね、もう解ってると思いますが、シッペのしすぎによるものすごい打撲っていうハナシです。(折れてなくて良かったです。)
でもこの時は指全体に色がつくほどに打撲現象が起きるなんていうことが想像できなかったんです。はっきりいって恐怖でした。乙女の胸に突然訪れた恐怖です。不安な気持ちでいっぱいになり、得体の知れない悪魔にでも取りつかれてしまったのだろうかと、涙したワケです。
しかし、こんなになるまでシッペをし続けた人はいるでしょうか。
残念ながらいるんですよ、ここに…。
その後、死んでしまうかもしれないと思ってみたり、腐敗が進む前に指を切り落とせば大丈夫かもしれないと思ってみたり、ギターを買ってもらったばかりなのにそりゃないぜ神様とか思ってみたり、でも切り落とした指はホルマリン漬けにしたいと言ったら叶うだろうかと思ってみたり、ホルマリン漬けが欲しい動機は私の道楽ではなくて、何かもっともらしい理由を考えなければだめだと思ってみたり、大変でした。
せめて切り落とす前にこの二本の指にマニキュアを塗ってあげたい。美しいホルマリン漬けの方が私は好みだ。と、どうして私はこんな一大事にふざけているわけでもないのに頭のどこかでそういうことを考えてしまうのだろうか…という、苦悩も経験しました。
結局その後、突然のひらめきにより「もしや昨日のシッペでは??」と、正しい答えが出るまでに数時間かかりましたが、その日のうちに正しい答えにたどり着くことが出来ました。
100円玉を飲みこんだり、内モモ低温火傷をしたり、たんこぶつくって気絶したり、便器のふたにおしっこしたり、制服のスカートをはき忘れて登校したり、他人のサンダルや長靴を履いていたり、小林くんのたて笛を勝手に吹いたりと、とにかくありとあらゆる怪しげな行動で家族に迷惑をかけていた私ですが、この打撲に関しては自分で正しい答えを導き出し、誰にも迷惑を掛けずに解決することができたのです。
打撲と筋肉痛と失恋はとにかく時間が解決してくれる。
そんなオトナな知識があった私はたいしてあわてずに、打撲が治るまで鉛筆もピックも持たずに大人しくしていました。
そんな思い出のシッペによる強烈な打撲。シッペに本気を出してはいけませんと、私は息子に教えてあげたいと思っていますが、ダンナ様が冷たい目で私を見るのはなぜでしょう。「禁じられた遊び」と言ってもいいのではないでしょうか、じゃんけんシッペ…。
あ、あと、
今気がつきましたが、打撲と筋肉痛と失恋の痛みは私にとっては同レベル…
(最低だと思います、思ってますちゃんと)
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【ラッキーガールの憂鬱】
その日私は中指と人差し指に異変が起きていることを知らずに、父に買ってもらったばかりのフォークギターを持ち、ピックを持つ手が恐ろしいほどの痛みにおそわれて初めて事の重大さに気付いたのでした…。
中学生というのははっきり言ってバカです。
(私と私のまわり限定かもしれませんが)
意味もなくくだらないことをしでかします。
(私は今でもそんなもんですが)
あれは中学3年の時でした。
授業をしっかりとサボり、暇を持て余していた私達は何をして遊んだのかと申しますと…
「じゃんけんシッペ」
という、どー考えてもアホとしか言いようのないことをしておりました。
じゃんけんシッペというのは数人でじゃんけんをし、最終的に負けたヤツが全員からシッペをくらうという遊びでございます。
確かその時は6人の同級生がおりました。そして6人でドキドキしながらじゃんけんをして、負けたヤツにペチペチとシッペを施して遊んでいたのです。(たぶん女の子は参加しない遊びだと思う)
なんともバカらしい遊びです。こんなにバカらしい遊びはありません。私はこの遊びの恐ろしさを体験しましたから、この遊びについてはいいことが一つもないと言いきることが出来ます。
しかし当時の私は愚かでした。ものすごく楽しかったのです。
負けたヤツは5連続シッペをくらい、痛みに耐えつつのたうちまわり、その痛みを次のじゃんけんへの闘志へ変えます。しかしどんなに闘志を燃やしてもじゃんけんという戦いですから、勝利の女神にほほ笑んでもらわなければどうにもならないのです。そのやりきれなさや、馬鹿らしさやくだらなさ、そして勝利の女神の気まぐれさなんかはもう楽しくて楽しくてどうにもならないくらいで、狂ったような高笑いと興奮の中、何度も何度も勝負を繰り返しておりました。
そんな勝負の中、勝利の女神にほほ笑み続けられた一人の少女がおりました。ええ、ワタクシでございます。何度も勝負を繰り返しましたが、実は私は一度も負けなかったのです。心の底から楽しかったです。勝つか負けるかの興奮を味わい、そして見事に勝ち続け、狂人のごとく負けたヤツの手首にシッペを打ち続けました。
いかなる場合も本気である私は、シッペの威力も常に最大限。
妥協は許さない…例え自分の指が若干「痛てぇな。」とか思っても、それでもそんな自分の指の痛みに負けて相手にダメージの一つも与えられないシッペを打つなんてプライドが許しません。
諸刃の剣とはこういうことか…と、打つたびに痛みが強くなる指を庇いもせずに、ひたすら高レベルのシッペを打って、打って、打ちまくったのです。
気分は戦士、やらねばならぬ…例えこの身に痛みを抱えても、諸刃の剣、いや諸刃のシッペを打たねばならぬのだ。まさに肉を切らせて骨を断つ!そうだ!それこそが戦いの正しき姿であり、強靭(狂人)な肉体を育て上げるステップでもあるのだ!…と、テンション上げまくって頑張りました。
そして私達は自分たちの身(指、又は手首)がボロボロになるまでじゃんけんシッペをやり続けたのです。
次の日、その遊びに参加した私以外のヤツらはみんな手首に青い痣が出来ておりました。当たり前です。あれだけやればそうなるはずです。痛々しい手首は何かの病気のようでした。
しかし、私は勝利の女神にほほ笑みまくられた勝者。手首にアザはありません。だってシッペなどくらっていないのですから。
そんな優越感を鼻にかけつつ「痛いかね、君たち。ほほぅ、真っ青ですな。」等と軽くいやみを言いつつ、アザのない我が手首を見せつけるように手のひらをひらひらと空中に舞わせてみせるのでした。
しかしそんな私にも恐ろしい異変が…
右手の指の動きがおかしく、違和感があります。耐えられないほどの痛みがあるワケではないのですが、明らかに指を曲げたり力を入れたりすると痛いのです。
なんだろう???
そして鉛筆を持った時、
おや?痛いぞ?
そしてこの時、鉛筆を持つのは痛いからと素直にやめました。鉛筆なんて持てなくても別に困りません。授業なんて聞いて覚えればいいのだ。と、そんな日もあるさ的に、なぜ鉛筆を持つと痛いのかは少しも考えずに時を過ごしました。(そこがオカシイと自分でも思うけど)
それから学校が終わるとお家に帰り、おやつを食べてから買ってもらったばかりのフォークギターを弾こうと、ピックを持って明るくさわやかに「C」~。
で、激痛でした。
なんだろうこの痛みは??
と、自室の西側の窓から差し込む太陽光のあたる場所で自分の手のひらをよく見てみますと、なんと人差し指と中指の色がまるで宇宙人のような色をしておりました。
緑、場所によっては青。
指が腐ってもげてしまう病気じゃないかと、全身からいやな汗をドワーッと出しました。ドキドキしながら。
私はシッペのことなどもうすっかりと忘れていたのです。(だから何で忘れるんだろうと自分でも思いますが)
これは完全にヤバイ病気だ。指の色がここまでオカシイなんていうことがこれまでにあっただろうか。何かの伝染病だろうか。難しい病気、難病に違いない。私の肉体は徐々に腐って朽ち果ててしまうのかもしれない。どうしよう、どうしよう、こんなに若いのに。
冷や汗とともに涙までをも流しました。
だって、腐って朽ち果てるなんて絶対に嫌だったのです。
それからドーンと深い谷の底に落ちてしまった私の精神…。
涙は夕日に照らされてキラリと光り、美しかったことでしょう。
フォークギターと夕日に照らされる少女。
そして少女の目には涙。
頭の中のBGMは禁じられた遊び…
絵的にこんな素晴らしい場面が現実に存在したとしてもですね、もう解ってると思いますが、シッペのしすぎによるものすごい打撲っていうハナシです。(折れてなくて良かったです。)
でもこの時は指全体に色がつくほどに打撲現象が起きるなんていうことが想像できなかったんです。はっきりいって恐怖でした。乙女の胸に突然訪れた恐怖です。不安な気持ちでいっぱいになり、得体の知れない悪魔にでも取りつかれてしまったのだろうかと、涙したワケです。
しかし、こんなになるまでシッペをし続けた人はいるでしょうか。
残念ながらいるんですよ、ここに…。
その後、死んでしまうかもしれないと思ってみたり、腐敗が進む前に指を切り落とせば大丈夫かもしれないと思ってみたり、ギターを買ってもらったばかりなのにそりゃないぜ神様とか思ってみたり、でも切り落とした指はホルマリン漬けにしたいと言ったら叶うだろうかと思ってみたり、ホルマリン漬けが欲しい動機は私の道楽ではなくて、何かもっともらしい理由を考えなければだめだと思ってみたり、大変でした。
せめて切り落とす前にこの二本の指にマニキュアを塗ってあげたい。美しいホルマリン漬けの方が私は好みだ。と、どうして私はこんな一大事にふざけているわけでもないのに頭のどこかでそういうことを考えてしまうのだろうか…という、苦悩も経験しました。
結局その後、突然のひらめきにより「もしや昨日のシッペでは??」と、正しい答えが出るまでに数時間かかりましたが、その日のうちに正しい答えにたどり着くことが出来ました。
100円玉を飲みこんだり、内モモ低温火傷をしたり、たんこぶつくって気絶したり、便器のふたにおしっこしたり、制服のスカートをはき忘れて登校したり、他人のサンダルや長靴を履いていたり、小林くんのたて笛を勝手に吹いたりと、とにかくありとあらゆる怪しげな行動で家族に迷惑をかけていた私ですが、この打撲に関しては自分で正しい答えを導き出し、誰にも迷惑を掛けずに解決することができたのです。
打撲と筋肉痛と失恋はとにかく時間が解決してくれる。
そんなオトナな知識があった私はたいしてあわてずに、打撲が治るまで鉛筆もピックも持たずに大人しくしていました。
そんな思い出のシッペによる強烈な打撲。シッペに本気を出してはいけませんと、私は息子に教えてあげたいと思っていますが、ダンナ様が冷たい目で私を見るのはなぜでしょう。「禁じられた遊び」と言ってもいいのではないでしょうか、じゃんけんシッペ…。
あ、あと、
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カテゴリ合ってますか…。
主婦日記とかには混ぜてもらえない気がするんですよ。
カテゴリ分けって難しい。音楽関連のトコに行ってもいいかなぁ。
立方晶窒化炭素 IKプロデュース♪
魔除け・邪気避け系、ブラックテイストパワーストーンショップ
インクルージョンイズム

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