心の火事とガーディアンガードル
変なタイトル。
何なんだよ、それは。まったくもう。
バカげたものを見下すようなテンションで読んでいただかないとやってられない気分になることは間違いありません。とだけ最初に言っておきますね。

「心の火事」という曲がありまして、大好きな人間椅子の曲なんですけれども、ふと、私の心にもこれは火事が起きているのではないかと思ってしまいました。
普段、ケアレスなミスの多い私ですが、それにしたって多すぎる。なぜにこんなに普通のことが普通にできないのかもう不思議で不思議でたまりません。
だからたぶん、「心の火事」だ。そう思ったのです。
私は昨日、わりと普通な一日を過ごしておりました。でも、なんだか違和感がある一日でした。その違和感が何なのかは分かりません。考えても分からないのです。違和感の正体を追及しようとしないこの性格に問題があるとも思うのですが、とにかくすぐに分かるような違和感ではございませんでした。
そして心の隅に違和感を抱え中がらも一日を過ごし、夕飯を食べてお風呂に入る時、その違和感の正体が明らかになったのです。
お風呂に入るにはもちろん衣服を脱ぎます。うちの脱衣所には大きな鏡のついた鏡台がおいてありますから、服を脱ぐ自分の姿が映し出されます。まじましと真剣に自分の身体を観察するという趣味はありませんが、何気なく体型のチェックくらいはするのです。女の子ですから。
ジャケットとインナー、それからパンツ(ズボン)を脱ぐと、下着姿になります。下着と言っても即、パンチーではございません。そこには男性諸君には嫌われると思われる、ゴッツイガードルなんていうものが存在しているのでございます。
最近のガードルというのはとても素晴らしい性能を持っていて、上げるところは上げる、へこますところはへこます、と、しっかりした作りになっているのです。私のはいていたガードルは、お値段もあまりお手頃ではない補正下着という領域に入るといってもいいでしょう。
その、ゴッツイガーディアンのようなガードル様は、私のコンプレックスであるおケツの肉のなさを解消するために、ももの部分からごっそりと肉を持ちあげてどうにかおケツとして存在させるために日々重力と戦っております。働き者の優秀なガードルだと言えます。
それに、そうやっておケツの肉を作りだしてくれている後ろ側とは逆に、前面の腹部分。ここは腹の肉が垂れ下がらないようにガッチリと固めてくれます。
「お前はもう固められているんだ。好き勝手にあちらこちらに移動はできない。こうやって押さえつけられていることを常に忘れてはいけない。いつ何時もその固められた自分のいるべき場所から動いてはいけないと言う事をしっかり身体で覚えるのだ。そう、お前に自由はない。」
ガードル様がそうやって私の腹のぜい肉にいいきかせてくれているおかげで、私の腹はそんなに出ずに済んでいるのです。ですからいつも私は安心してそのガードル様に身を包み、体型を整える修行を行っているのです。40歳手前はもしかしなくても若いとは言えませんから、地道な努力なくしては美を追求できません。それほど気を使う、繊細な乙女心で構築された私なのです。
ところが脱衣所で衣服を脱いだ私の目に入ってきたのは、いつもと何かが違うガードル様の姿でした。
ガードル様であることはたしかです。が、何かが違う。
はて?一体何が違うのか…
あまりに単純なことだったので一瞬では分かりませんでしたが、よく見てみるとなんてことはない、ガードルを前後ろ反対にはいていることに気がつきました。おケツ部分を腹に、腹部分をおケツに。
バカだなぁ、私ったら。ガードルを前後ろ反対にはくなんて。くす。
で済んだら、世界はきっと平和です。(なんの意味があるのかわかりませんが)
しかし、ガードル様に頼り切って安心を得ている私は、そんなふうには思えませんでした。だって、おケツの肉をガッツリ固めて平らにし、腹の肉をよせて上げてポッコリさせて一日幸せに過ごしたかと思うと、泣けてくるではありませんか。もう笑えません、泣けます。
涙なくしては語れません。何が悲しくて「平らケツ」と「ポッコリ腹」をとてつもない威力のガードル様に作ってもらわなければならないんだ。しかも高い金出して。そしてそのことに何で私は気づかないんだ。そんなことがあっていいのか。いくない。いくないよ、ガーディアン。
私はやりきれない虚しさとぬぐいきれない悲しみの中、前後の間違ったガードル様を脱ぎ棄てて、「おまえにプライドはないのか!」と、ガードルを責めました。ケツだろうが腹だろうが与えられた仕事をこなすだけの脳しかないガードルが嫌いになりました。
そんな行動をしてしまっても本当は私一人が悪いということもどこかで分かっています。分かっていなかったらきっともう終わりです、いろんな意味で。
だから私は思いました。
これは「心の火事」だ。火事が起きている。と。
私の心の中の一軒家が火事なんです。焼け落ちる前に誰かに日を消してもらわなければ大変なことになる。でもだれも消してくれないから、寒いけどかき氷を食べました。毒々しいピンクのヤツです。
頭が痛くなったけど、一心不乱に食べました。これでたぶん火事は収まったのではないかと思います。それから、一人暗闇で歌を歌いました。
人間椅子 心の火事
♪火事だ、火事だ、どこ火事だ♪
♪心の中の一軒家♪
♪火事だ、火事だ ここ火事だ♪
♪焼け落ちる前に 火を消して誰か♪
そんな私の「心の火事」な一日でした。
何なんだよ、それは。まったくもう。
バカげたものを見下すようなテンションで読んでいただかないとやってられない気分になることは間違いありません。とだけ最初に言っておきますね。

「心の火事」という曲がありまして、大好きな人間椅子の曲なんですけれども、ふと、私の心にもこれは火事が起きているのではないかと思ってしまいました。
普段、ケアレスなミスの多い私ですが、それにしたって多すぎる。なぜにこんなに普通のことが普通にできないのかもう不思議で不思議でたまりません。
だからたぶん、「心の火事」だ。そう思ったのです。
私は昨日、わりと普通な一日を過ごしておりました。でも、なんだか違和感がある一日でした。その違和感が何なのかは分かりません。考えても分からないのです。違和感の正体を追及しようとしないこの性格に問題があるとも思うのですが、とにかくすぐに分かるような違和感ではございませんでした。
そして心の隅に違和感を抱え中がらも一日を過ごし、夕飯を食べてお風呂に入る時、その違和感の正体が明らかになったのです。
お風呂に入るにはもちろん衣服を脱ぎます。うちの脱衣所には大きな鏡のついた鏡台がおいてありますから、服を脱ぐ自分の姿が映し出されます。まじましと真剣に自分の身体を観察するという趣味はありませんが、何気なく体型のチェックくらいはするのです。女の子ですから。
ジャケットとインナー、それからパンツ(ズボン)を脱ぐと、下着姿になります。下着と言っても即、パンチーではございません。そこには男性諸君には嫌われると思われる、ゴッツイガードルなんていうものが存在しているのでございます。
最近のガードルというのはとても素晴らしい性能を持っていて、上げるところは上げる、へこますところはへこます、と、しっかりした作りになっているのです。私のはいていたガードルは、お値段もあまりお手頃ではない補正下着という領域に入るといってもいいでしょう。
その、ゴッツイガーディアンのようなガードル様は、私のコンプレックスであるおケツの肉のなさを解消するために、ももの部分からごっそりと肉を持ちあげてどうにかおケツとして存在させるために日々重力と戦っております。働き者の優秀なガードルだと言えます。
それに、そうやっておケツの肉を作りだしてくれている後ろ側とは逆に、前面の腹部分。ここは腹の肉が垂れ下がらないようにガッチリと固めてくれます。
「お前はもう固められているんだ。好き勝手にあちらこちらに移動はできない。こうやって押さえつけられていることを常に忘れてはいけない。いつ何時もその固められた自分のいるべき場所から動いてはいけないと言う事をしっかり身体で覚えるのだ。そう、お前に自由はない。」
ガードル様がそうやって私の腹のぜい肉にいいきかせてくれているおかげで、私の腹はそんなに出ずに済んでいるのです。ですからいつも私は安心してそのガードル様に身を包み、体型を整える修行を行っているのです。40歳手前はもしかしなくても若いとは言えませんから、地道な努力なくしては美を追求できません。それほど気を使う、繊細な乙女心で構築された私なのです。
ところが脱衣所で衣服を脱いだ私の目に入ってきたのは、いつもと何かが違うガードル様の姿でした。
ガードル様であることはたしかです。が、何かが違う。
はて?一体何が違うのか…
あまりに単純なことだったので一瞬では分かりませんでしたが、よく見てみるとなんてことはない、ガードルを前後ろ反対にはいていることに気がつきました。おケツ部分を腹に、腹部分をおケツに。
バカだなぁ、私ったら。ガードルを前後ろ反対にはくなんて。くす。
で済んだら、世界はきっと平和です。(なんの意味があるのかわかりませんが)
しかし、ガードル様に頼り切って安心を得ている私は、そんなふうには思えませんでした。だって、おケツの肉をガッツリ固めて平らにし、腹の肉をよせて上げてポッコリさせて一日幸せに過ごしたかと思うと、泣けてくるではありませんか。もう笑えません、泣けます。
涙なくしては語れません。何が悲しくて「平らケツ」と「ポッコリ腹」をとてつもない威力のガードル様に作ってもらわなければならないんだ。しかも高い金出して。そしてそのことに何で私は気づかないんだ。そんなことがあっていいのか。いくない。いくないよ、ガーディアン。
私はやりきれない虚しさとぬぐいきれない悲しみの中、前後の間違ったガードル様を脱ぎ棄てて、「おまえにプライドはないのか!」と、ガードルを責めました。ケツだろうが腹だろうが与えられた仕事をこなすだけの脳しかないガードルが嫌いになりました。
そんな行動をしてしまっても本当は私一人が悪いということもどこかで分かっています。分かっていなかったらきっともう終わりです、いろんな意味で。
だから私は思いました。
これは「心の火事」だ。火事が起きている。と。
私の心の中の一軒家が火事なんです。焼け落ちる前に誰かに日を消してもらわなければ大変なことになる。でもだれも消してくれないから、寒いけどかき氷を食べました。毒々しいピンクのヤツです。
頭が痛くなったけど、一心不乱に食べました。これでたぶん火事は収まったのではないかと思います。それから、一人暗闇で歌を歌いました。
人間椅子 心の火事
♪火事だ、火事だ、どこ火事だ♪
♪心の中の一軒家♪
♪火事だ、火事だ ここ火事だ♪
♪焼け落ちる前に 火を消して誰か♪
そんな私の「心の火事」な一日でした。



カテゴリ合ってますか…。
主婦日記とかには混ぜてもらえない気がするんですよ。
カテゴリ分けって難しい。音楽関連のトコに行ってもいいかなぁ。
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