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別のおじさんを思い出す… 

風邪にやられ中。
風邪をひいてしまいました。
原因は絶対、睡眠不足です。風邪と同時にまた親知らずが騒ぎ出しやがりました。これは困ります。顔が腫れるんです(涙
そんで何度もそういう目にあっているのに、なかなか懲りない…この性分。
身体もそうそうやってられなくなるからこうやって訴えるのでしょうけれど、頭に来るからもうこっちの親知らずは抜いてやろうかな…<(`^´)>
来週を乗り切らないと一段落つきませんので、何としてもこの週末で風邪の方は治したい。治したいんだぁぁぁああああ(ノ`A´)ノ

そんなワケで今日はちっとも仕事にならない使えないワタクシ。
回らない頭で何ができるのかといえば…わりと何にも出来なかったりw

おお、そうだ、まだ過去リクエストでアップしていないのがあったんだ。
読み返してもアホらしさ100%。
どーしてこんなことしちゃうのかしら、カッコ悪いじゃないのよ、もう(>_<)
と、オカマ口調で独り言を言いたくなってしまうような、風邪ひきまっただ中のいずきちでございます。

それでは愚人さんリクエストによりこちらの記事を…



【別のおじさんを思い出す…】

現在私の住んでいる家は、昨年大幅なリフォームをして、半二世帯住宅のようなつくりになっています。私の母と弟が一階に住んでおり、私と主人と息子が二階の住人です。私はこの家のつくりに文句はたくさんありますが、亡くなった私の父が私たちの為に建ててくれた大切な家なので、すごくすごく大切に大切にしていこうと思っています。

この家には亡くなった父の思い出が詰まっているのです…と、時々父のことを思い出し、物思いにふけっていたりする私ですが、父のことを思い出していたら、なぜか、別のおじさんのことも思い出してしまいました…。( ̄ヘ ̄)

( ´_ゝ`) 別のおじさん…。

ちょっぴり切ない顔の裏に同情を秘めたあの表情が忘れられない、
あのおじさん…。

今はリフォームをして、すっかり普通の家になった我が家ですが、数年前までこの場所で「やきとり居酒屋」を経営しておりました。母が居酒屋のママさんです。父はお店には出ていませんでした。
そして私は娘ですから、忙しいときは時々お店を手伝っていたわけです。

そう、私は元「居酒屋の娘!」だったのです。(≧∀≦)

お料理を運び~、お酒を運び~、近所に住む常連のおじさんたちと仲良くお話も~。
酔っ払ったエロオヤジなんて気にしなぁ~い。

(丿`∀´丿)「粋なネェちゃん 立ちション便!」

と言われたので、

「しょっぺーおじさん 座りウ○コ!」(`∀´〇)

と言い返してたくらいですから…(-_-;)

そんな私とあるのおじさんとの、心凍ることはあっても、
決して温まることのない残念なお話です。(´□`。)

その日は団体のお客さんは入っていたため忙しく、テーブル席もカウンター席も全て埋まっていました。母と私は次々と入る注文に、汗をかきつつ、もちえろん笑顔も忘れずに~としっかりお仕事をこなしていたわけです。

うちの居酒屋のつくりは座敷が2箇所に分かれていて、1箇所の方はカウンターの中(お店側)からも、カウンター外(お客さん側)からも出入りできるつくりになっていました。

お酒やお料理を運ぶのは主に私の仕事でしたから、私はその座敷を何度も何度もいったりきたりしてました。そして、団体のお客さんたちが、支払いを済ませて帰ろうとしたとき、事件は起きたのです。

お客さんの中のひとりのおじさんが、

( ゜Д゜)「俺のくつがない…。」

と言うのです。
店の中を、母も私も他のお客さんも捜しました。とりあえず持ち主の分からない靴があればそれにまちがいないわけですから、もう一つの座敷の方も見て、人数と靴を確認しました。しかし靴は見つかりません。

靴がないと言うおじさんに、

(=゚Д゚=)「どんな靴ですか?」と聞くと

(´Д`)「黒いサンダルなんですけど…。」と言うのです。

でもそんなサンダルはどこにもありません。

母は、「もしかして、間違えて誰か履いて帰っちゃったのかもしれないよね。」
と言いました。

それにしたって、誰かが間違えて履いて帰ったからには、その人の靴が残るはずです。
確実に靴の数が人数よりも一足分足りないっていうのは一体どういうことなのだろう…。┐( ̄ヘ ̄)┌

その場にいた人々は、みんな頭を悩ませました。
靴の神隠し? 誰かが靴を持っていった? 
でも自分の靴を履いて、人のサンダルをわざわざ手で持っていくなんてコト
有り得るだろうか? なぜだろう? なぜ?( ̄ヘ ̄)

…………………………………………………………
…………………………………………………………

店内はシーンと静まり返り、みんな考え込みます。まるでサスペンスドラマの犯人からの要求の電話を待つシーンのように神妙な顔つきで考え込んでいると、私たちの様子に他のテーブルのお客さんたちも、なんだなんだ?と参加して、店内にいる全員で、この不思議な現象について考えていました。

自分の靴がなくなってしまったおじさんは、不安な面持ちでたたずんでいます。私は消えた靴のことはもちろんて考えていましたが、それよりもこのおじさんに裸足で帰れというわけにはいかないだろうなぁ…とか、おやじの靴持ってくヤツの気が知れない、新手の変態か?とか、もしや社内イジメか?とか、あ、スリッパでもくれてやろうかなとか、神妙な顔だけは崩さずにいろんなこと考えておりました。

するとおじさんが、小さな声で何か言いそうにつぶやきました。

(´Д`)「なんか、あの、……。」

なんだよ、おやじ早く言えよ、と思いましたが声には出しません。

(;´-`)「えーなんかね、えと、」

何かを言いたげにモゴモゴ言っている煮え切らないおじさんにイライラした私は、
ちょっと冷たいハキハキした声で言います。

(`ε´)「どうかしました?」

(´ェ`)「あのぉ…なんか…その靴に似てるような…」

そう言って指差したのは、なんと、私の足元。

   (´◉◞౪◟◉)―はぃ?―

何言ってんだ、このおやじ、と思いながら私は自分の足元を見ました。( _ _ )


!!!!!!!!!!!Σ( ̄ロ ̄lll)

[(((p(≧□≦)q)))なんじゃコラーーーー(気分は松田優作)、
  (´Д`)なにコレ、誰の?????]

   ※注 心の声です

自分の足元を見た私は絶句しました。
なぜか、黒いおやじサンダルをはいていたのです。なんで?

…………………………………
…………………………………

店内は静まり返っています。
そして、その空間にいる人々の目線は、私の足元一点に集中…。
(●゚ェ゚●)イヤ~な空気。

大騒ぎして、店中の人を巻き込んで探していた靴を、
あろうことか私が履いていたなんて…。

私は考えました。明らかに私の靴じゃない靴をなんで私が履いているのだろう…なかなか不思議です。かなりびっくりです。でもこの状況はもうどうしようもないです。

( ̄∇ ̄)「コレは私の靴ですよ。もしかしておそろいでしたかのぅ。」

とは、死んでもいえません。(´∀`)

おじさんのサンダルを私が履いている事実!( ̄ロ ̄lll)

これはどう考えても捻じ曲げることは不可能だと悟った私は、
ゆっくりと静かにそのサンダルを脱ぎ、
おじさんの立つ座敷の足元にそ…っと置きました。

おじさんだる
↑こんなヤツだった

( ´_ゝ`)「ハイ……カエス。」
(おやじに靴を履かせるかのような行為が
   あまりの屈辱だったためちょっとカタコトっぽくなった私)

その時のおじさんの顔はちょっぴり切ない顔の裏に同情を秘めたなんともいえない弱々しい苦笑いのような表情でした。

そしておじさんは店内中の人が見守る中、よろよろとサンダルに近づき、ギャラリーたちににこやかに目で合図を送ながら大事なものを優しく扱うようにサンダルを履きました。

「…あったかい………。」

おじさんが、今にも消え入りそうなか細い声で一言、そうつぶやいたときでした。
笑いをこらえる限界に達した母が、
ぶわーっはっっはっはっはっはっはっぎゃははははははははははー
大笑いもイイトコよろしく大爆笑しやがりまして、
もうね、私を指差して涙流して笑ってましたよ。

その笑いを皮切りに店の中の人全員が大爆笑…。
さすがに狙ってやったことじゃないことでこんなに笑われると、人間死にたくなりますね…。しかし、私自身もあまりの有り得ない自分の行動に笑いがこみ上げてきてしまいました。腹も立つけど。

そんな中、私のぬくもりのサンダルを履いたおじさんだけが、なぜか寂しそうに哀れみの目で私を見ているようなカンジでやるせなかった…。

それにしても、なぜ、私はおじさんのサンダルを履いていたのか…が問題です。

どうやら何度も座敷に出入りしているうちに、カウンター内側から自分の靴を脱いで座敷に入り、カウンター外側からおやじのサンダルを履いて戻ってきたらしいのです。
その証拠にカウンターの内側には私の靴がありました。

なんて残念な私なのろう。ε-(ーдー)
悲しくなりました。しかも、知らないおやじのサンダルとかね、すっごく履きたくないし…。でも自分で勝手に履いてるわけだから誰に文句を言えるはずもなく…。絶望の谷に突き落とされる感覚とはきっとこんな感覚に違いないと思いました。このおじさん水虫だったらどうしよう…まで考えましたよ、真剣に。

でもおじさんは水虫じゃなかったみたいです。それだけがこのお話の救いです。
そして新手の変態か?とまで考えた私自身がまさかその犯人であったとは、バカすぎてお話になりません。
事実は小説より奇だと言いますが、ホントですね。
そして私なんて、こんなんばっかですよっ。

小学校の時、ピアノの教室にいって、その教室を貸している家主さん(おじさん)の
ながぐつを間違えてはいて帰ってきてしまったこともありましたが、
あーそういえばそんなこともあったなぁ…と
ちょっとそのときのことも思い出しました。
(コレも普通ありえない)(ノД`lll)

おやじながぐつ
↑こんなの…

でも、たくましく生きてますんで。よろしくどーぞ。(´・ω・`)

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カテゴリ合ってますか…。
主婦日記とかには混ぜてもらえない気がするんですよ。
カテゴリ分けって難しい。音楽関連のトコに行ってもいいかなぁ。



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人の靴を履いちゃう事件、けっこう多いいずきちです。
いずきちと一緒に座敷で飲む際はお気を付け下さい。
私は基本、シラフでも靴に関する伝説的なアレコレがいっぱいあります。

左右別々の靴を履いて出掛け、人に言われて初めて気付き、「ファッションだ!」と言い張ったあの日。
でもやっぱり耐えられなくなって靴屋さんで靴を買ったその時の、靴屋さんの不思議そうな顔……。
その靴は、ヒールの高さも違えば、色、系統等も全く別でした。
片方は水色のビニール使用、鮮やかな厚底サンダル。
もう片方は、ヒール低めのスポーティーなジーンズ生地のパンプス。
どうやったらこれを気付かずに履いていられるんだか、こういうことやらかしちゃう自分に聞きたいです。自分が信じられない瞬間をたくさん知っている私ですが、いつもいつも不思議だなぁ…と思わずにはいられません~

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カテゴリ: 【過去リク】バカで悲しい空間

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コメント


いや~面白いですね~。
お母様もいい味出してらっしゃる。

その場に居合わせた人達は、あまりの可笑しさで幸福感に包まれたことでしょう。(いずきちさんは除く)

それより、いずきちさん養生して下さいよ。しっかり睡眠を取って、治ってからまた暴れて下さい。

お大事に~
【2012/01/22 19:02】
URL | ポント #bu/TLUm. [ 編集 ]
>ポントさん
そう、私は除いて皆幸せ。
しかし私はこの時ばかりは幸せでない…。
カッコ悪いすぎる<(`^´)>…と、カッコよく生きたいのに、そうならない現実をこうやって突き付けられて強く逞しくなっていくワケですw

風邪はだいぶよくなりました♪
明日からまたお仕事です、明日の試験問題をこれから作ろうという、どんだけケツに火がついてんの?と自分に聞きたくなる状況ですが、どうにかするのでしょう。どーしてもっと早くやらないんだろう。
…バカだからだと思います(-_-)
【2012/01/22 22:38】
URL | いずきち #- [ 編集 ]

久々に大爆笑~♪

しかも、長靴エピソードのオマケつき♪

あ~癒された~♪

体調も回復してきたようで、なにより、なにより。
【2012/01/24 12:28】
URL | バウワウ #- [ 編集 ]
>バウさん
体調はもうバンバンです(^v^)
今日はふぐ屋さんでアユと食べるという、よくよく考えると面白可笑しい現場へ行ってきます。
もちろんそこはお座敷ですので(しかもおじさま多数w)、黒いサンダルだけは履いて帰らないように心して挑みたいと思っている次第でございますw

オっさんの靴を履く乙女、悲しい乙女、シンデレラも真っ青な美しくない靴の物語。そんな悲しい物語の主役、いずきちは今日もめげずに前だけを向き突き進むのでありました。
\(^o^)/
【2012/01/24 14:41】
URL | いずきち #- [ 編集 ]

( ゜Д゜)「俺のくつがない…。」

( ´_ゝ`)「ハイ……カエス。」

この二つの言葉。
お二人の表情がアリアリと浮かんでは、もう死に物狂いで笑えます。

>小学校の時、ピアノの教室にいって、その教室を貸している家主さん(おじさん)の
ながぐつを間違えてはいて帰ってきてしまったこともありましたが

と、これを読んではPCの机を叩いて大笑い。
同居人が「またいずきちさんで笑ってるの?」と、なぜか妙に嬉しそうにしながらスキップしてやって来ては、無礼にもPCを覗き込もうとしたので、今、怒鳴りつけた所です。

いやぁ~ウマい。
他人の靴を間違えて履いてしまったなんて、よくある話しなのに、いずきちさんが書くと面白くて堪らない。
何度読んでも素晴らしいセンスだと思い知らされます。

「…あったかい………。」っと小さく呟いたおじさんが、また好きになりました。

リクエストありがとうございました。
これからも「別のおじさんを思い出す… 」をちょくちょく読ませて頂きます!














【2012/01/24 23:15】
URL | 愚人 #- [ 編集 ]
>愚人さん
他人の靴は靴でも、出来れば「綺麗なお姉さま」とか、「美少年」であって欲しいのに、私が選ぶのはできれば遠慮したい「おじさん」。自分で間違っておいて勝手に別の意味で哀しくなってしまうこの勝手さ。
人はものすごく勝手な生き物であると身をもって理解せざるを得ない状況に追いやられ、それでも私は私自身を好きでいなければいけない過酷な人生。

「…あったかい………。」

私はその辺のオヤジにぬくもりをわけ与えたくなんてなかった…。
(与えられた方の気持ちは無視)

そんな微妙空間にどんなことを想うか…その辺の哀愁の味、私も大好きですができれば自分以外の主人公が体験している場面を平和に眺めていたかったと思います。
【2012/01/25 11:47】
URL | いずきち #- [ 編集 ]

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